不要になったPCの中身を空っぽにするための作業

仕事で(他の人が)使用しているパソコンが不要になったので、廃棄する前に中身を空っぽにする作業をしましたので、そのメモ。

対象のパソコンはHDD内蔵のデスクトップPC。
随分昔ですが、SCSI接続のPCでHDDを物理フォーマットするBIOSの項目があったので、今もあるのかな、と期待したけどありませんでした。
あったらそれでこの記事は終わりだったのですが。

気を取り直して、HDDを空っぽにする作業について考えます。
古いPCのログインアカウントとかを調べるのが面倒なので、
対象PCをLinuxの入ったUSBでブートして、linuxコマンドをつかって内蔵ハードディスクを初期化
という方向でいきます。

  1. Linuxディストリビューション選定
  2. LinuxUSBメモリにインストール
  3. 廃棄PCでLinux起動
  4. HDDの初期化

Linuxディストリビューション選定

選定基準は
手持ちの16GBのUSBメモリに入るもの。
最近のパソコンでもちゃんと起動しそうな比較的新しいorメンテナンスされているもの。
マウスを使わないでも済むやつ。
といったところでしょうか。

昔よく使っていたので、馴染みがあるのですが、最近の動向がわからないので保留

最近はやっているっぽいやつ。
USBメモリだけで動かせて保存もできるMX-Linuxという人気のシステムを使うまで | やすのブログ
普通にインストールしたらGUIっぽいので、とりあえず保留
GUIは起動しないようにできると思いますが、それを調べるのは後回し)

  • SparkyLinux

「SparkyLinux」--時代遅れのマシンを延命できる高速なLinuxディストロ - ZDNET Japan
GUIなし(CLI)版がある。サイズはsparkylinux-7.6-i686-minimalcli.isoで719MB
ちなみi686amd64かわからなかったが、対象PCがCeleronだったのでi686を選択。
i686AMD64の違いについてはこちら
blog.framinal.life
今回の場合、たぶん、どっち選んでも動く気がするが。
IT業界小話:インテルCPUなのに「AMD64」なのはなぜ?

で、結局、SparkyLinuxにしました。

ちなみにディストリビューションの選択にあたって参考にしたサイト
2025年に使ってみたいオススメのLinuxディストリビューション31選 | クロの思考ノート

LinuxUSBメモリにインストール

作業環境は以下のとおり。
 作業用PC
  Windows11ノートPC (AMD Ryzen)

 起動用USBデバイス
  16BG USBメモリ(USB2.0)

 初期化対象PC
  Windows8.1 液晶一体型PC (Celeron)

まず、作業用PCにてUSBメモリにisoイメージを書き込みます。
ここらへんの記事を参考にしました。
USBメモリだけで動かせて保存もできるMX-Linuxという人気のシステムを使うまで | やすのブログ
Ubuntuをインストールしないで快適に使う方法 Ubuntu22.04.03版 #初心者 - Qiita

廃棄PCでLinux起動

で、ここで問題発生。USBメモリからのブートができません!
BIOSでPCの起動シーケンスをUSBメモリを1番目に変更してもうまく起動しませんでした。
で、いろいろ設定を見ていたら、BIOSにBoot ModeというのがあってUEFIという項目がありました。
Legacyに変更できるようなので変更したらうまく起動しました。

Boot Mode UEFI -> Legacy

BIOSとかUEFIとかがわからなければこちらの記事がわかりやすいです。
BIOS(バイオス)とは?UEFIとの違い、起動方法、初期化などまとめて解説|NEC LAVIE公式サイト

HDDの初期化

lsblkコマンドで、対象のデバイスを確認し、shredコマンドで消去、というのが流れとなります。

lsblkでなくても対象のデバイスは確認できます。fdisk -lとか。

lsblk -pとかでハードディスクのデバイスファイル名を確認します。
/dev/sdaとか/dev/sdbとかです。

で、確認したデバイスファイルを、消去を行うshredコマンドの引数で渡します。
 sudo shred -v -n 3 -z /dev/sda
みたいな感じです。
終了までかなり時間がかかります。
ディスクのサイズによりますが、何日とかいうレベルです。

以下のサイトを参考にしました。
HDDのデータの完全消去 : PERI-PERI Sauce

最後に、先程変更したBIOSの設定をもとに戻して終了です。
(どうせ廃棄なので律儀に戻さなくてもいいのですが。)

余談ですが、
SparkyLinuxのUSBメモリですが困ったことにたまに起動に失敗します。
たぶん画面が表示されない(周波数が変わるので止まったのがわかる)だけで、起動シーケンスのどこかで止まっているのだと思いますが。
(電源ボタンを長押しすると起動シーケンスの続きが行われて正常に起動することもある。)

ただ、まぁUSBメモリの内容はまた上書きできるので、万が一壊れても平気だし、日常的に使うものでもないので、特に原因および対処法は追求していません。